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日本臨床矯正歯科医会 2019年度6月例会に参加しました。

日本臨床矯正歯科医会6月例会が、メルパルク大阪で6月5日(水)、6日(木)の両日開催されました。

専門家集団である本会の証とも言える症例展示が、今回は地方大会のせいか43題とやや少なかったことが残念でした。しかし、本会の特徴であるアンコール賞受賞者発表は今回も興味深いものでした。前回本年2月の例会での症例展示の中から会員相互の投票で高得点を得た興味ある3題を選び、治療担当の会員から症例の診断、治療方法、経過、問題点などを発表してもらい、質疑応答するものです。この中で私は、保定期間中の下顎第三大臼歯に起因する第二大臼歯の吸収についての神奈川支部亀井照明先生の発表に興味を持ちました。私も大学院の卒業論文で歯根吸収について研究したので亀井先生の発表の吸収窩の発生部位とその大きさ、歯軸との関係に興味を持ち、質問しました。

隣接医学講演は、睡眠専門医・脳神経内科医の木村紀久先生の「顎口腔咽頭機能と機能障害について」です。先生は、睡眠関連疾患としての不眠症・過眠症・レム睡眠行動障害・閉塞性睡眠時無呼吸症候群などについて、そして、小児の顎顔面の成長発達・形態と睡眠のかかわり、睡眠の成長・発達への影響についても概説されました。

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